「タバコを吸うと余命が短くなる」という話は、よく耳にします。では、具体的にどれくらい余命が短くなるかを知っていますか?実は、タバコを吸う人は吸わない人よりも、余命が10年も短くなるのです。日本において、20歳未満でタバコを吸い始めた男性(1920~45年生まれ)の72%は70歳まで生存していましたが、タバコを吸わない男性の72%は78歳まで生存していました。つまり、タバコで余命が8年短くなったわけです。なお、同じように女性を調べると、タバコで余命が10年短くなっていました。

たばこには、4,000種類以上の化学物質、ダイオキシンなどの約200種類の有害物質、約60種類の発がん性物質が含まれています。

・ニコチン
依存症を引き起こし、血管を収縮させ血液の流れを悪くします。
・タール
発がん物質を含んでおり、がんの発生を促進したり、発育を加速させます。
・一酸化炭素
からだを酸素欠乏状態にするため、動脈硬化症や狭心症、心筋梗塞などの心臓病の引き金になります。

たばこの煙には200種類以上の有害物質が含まれており、そのうち約60種類に発がん性があるとされています。これらの有害物質は主に肺胞から吸収されますが、口腔や気道、胃、腸管からも吸収され、全身の臓器に影響を与えます。たばこと最も関連が深いとされるがんは、肺がんをはじめ喉頭がん、咽頭がん、口腔がんなど、たばこの煙が直接触れる部位のがんです。しかし、たばこの有害物質は血液にのって全身に運ばれるため、胃がん、食道がん、肝臓がん、膵臓がん、膀胱がん、子宮頸がんなど、たばこの煙が直接触れない部位のがんのリスクも高まります。

タバコの害は、喫煙者本人への影響だけでなく、タバコを吸わない周囲の人にも受動喫煙による健康被害を与えてしまいます。まして、胎児の発育や子どもの健康にとってよいわけがありません。

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